産後に肌がくすみシミが増えている気がして,シミが増えたりしないように美白化粧品について調べました。美白化粧品はシミが出来てから使うものだと思ってましたが,予防的に使うのがベストなようです。美白化粧品の選び方についてまとめてみました。
イメージより美白成分をチェックしよう!プチプラでも効果あり?
化粧品のパッケージや商品名でなんとなく美白化粧品と思い込んでしまうことはないですか?
例えば「ホワイト〇〇」とか,パッケージが白っぽかったり。美白効果がありそうな商品でも,美白成分が含まれてないものもあるのです。ですので,美白化粧品を購入する際は,必ず美白成分が入っているかどうかを確認しましょう。どんな商品を選んだら良いかがわからない人には「医薬部外品」を選ぶのもお勧めです。
値段で選ぶより,美白成分が配合されているかしっかりチェックしましょう!
医薬部外品とは?効果は?
さて,医薬部外品とは,医薬品と化粧品の間に位置し,厚生労働省が有効性を認めた成分を配合するなど基準を満たしたものです。美白用の医薬部外品なら,必ず美白成分が入っています。しかし,医薬部外品の方が効果が高いかというと,必ずそういうわけでもなく,美白成分をきちんと含んでいるものもあります。
美白化粧品はなぜ効くの?
美白化粧品はどんな働きをするのかと言うと,メラニンを抑えるのが美白成分です。紫外線を浴びると,肌の中でメラニン色素がつくられます。そのメラニンを抑えるのです。
また,美白化粧品は毎年開発されてますが,必ず新しい物が効果が高いわけではありません。
美白成分で何が一概に効果があるとはいえませんが,皮膚科でよく出される成分はビタミンC誘導体・コウジ酸・油溶性甘草エキスなどです。
美白成分をまとめました。
メラニン色素を作り出す酵素の働きを抑える
- アルブチン
- エラグ酸
- ルシーノール
- ビタミンC誘導体
- 油溶性甘草エキス
- プラセンタエキス
- ハイドロキノン
- トラネキサム酸
メラニン色素を作り出す酵素の量を減らしてくれる
- リノール酸
紫外線対策に肌が当たったことを,メラニン色素を作る細胞に伝える情報をブロックしてくれる
- カモミラET
- t-AMCHA
- トラネキサム酸
美白化粧品はシミが出来てから使うの??
先程の表でも述べたように,美白成分はメラニン色素を減らすように働くものなので,シミが出来てから使うのではなく,シミが出来ないように予防的に使うように心がけましょう。漂白剤のように,出来たシミを白くしてくれるわけではありません。
では,夏場など紫外線の強い時期だけ使えば良いのかというと,予防的なものなので,年間を通して使いましょう。
シミの種類にもケア方法が変わりますが,短期的にケアしたり,スポットで使うのではなく顔全体に使うと予防効果がアップします
美白化粧品で効果のあるシミの種類
老人性色素斑・肝斑・炎症性色素沈着などのシミは美白化粧品が効果を発揮します。
老人性色素斑はごく初期でうっすらしたものなら美白化粧品が効果を発揮しますが,定着してしまったものや,隆起して脂漏性角化症へ発展したシミにはレーザー治療が有効です。
肝斑は女性ホルモンの影響が大きく影響されているので,妊娠中にも急にできたりします。トラネキサム酸という飲み薬と美白化粧品が有効で,レーザーは不向きです。
私が皮膚科で言われたのは,肝斑と初期の老人性色素斑は見分けがつかない事があるので,産後,授乳が終わり,ホルモンのバランスが整ってから,「肝斑で飲み薬を飲むかレーザーをするか決めましょう。それまでは,美白化粧品でのケアと紫外線対策をしっかりしましょう。」と言われました。慌ててレーザー治療をするとかえって濃くなってしまうことがあるそうです。
また,炎症性色素沈着は美白化粧品が有効です。ニキビ跡・傷・虫さされなど肌に炎症を起こした後にそのあとがシミになったものです。何年かたてば自然に消えることが多いですが,日焼けをするとそのまま残ってしまうので紫外線対策もしっかりしましょう。
美白化粧品は春頃からCMなどで流れるので季節限定のケアと思われがちですが,365日毎日顔全体に使い,しっかり予防しましょう。
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